本文へスキップ

公園遊具の点検とメンテナンス

点検・メンテナンスINSPECTION/INSURANCE

遊具の点検・メンテナンスについて

遊具などの公園施設の点検の最大メリットは、危険の早期発見による耐用年数の延長と事故や怪我を未然に防ぐ事にあります。札幌ニットでは、専門技術者による定期点検をご提供しています。


安心・安全なSP認定企業へ

SPマークの表示が許可される企業は「遊具の安全に関する規準 JPFA-S:2008 」が対象とする遊具の設計、製造、販売、施工、点検、修繕を行う企業で、(社)日本公園施設業協会による審査を経て認定された企業です。(SPとはSAFTY PRODUCTの略称であり遊具の品質と安全性の保証を意味します。)

SPマーク

会員企業が、「遊具の安全に関する規準JPFA-S:2008」に準拠して、遊具の設計、製造、販売、施工、点検、修繕を行うことが出来ることを、外部審査委員会の審査により認定しているものです。

 
sp.gif 

SPLマーク

SPLマークの表示が許可される企業は遊具以外(一般製品)の設計、製造、販売、施工、点検、修繕を行う企業で、(社)日本公園施設業協会による審査を経て認定された企業です。

 

遊具の点検、整備を行ないます。

(社)日本公園施設業協会で認定された公園施設製品整備技士と公園施設製品安全管理士が協会の安全基準に基づいて点検と使用の可否の判断を行います。 ご依頼を受ければ、公園施設製品安全管理士監督下で公園施設製品整備技士が整備を行います。

>『公園施設製品安全管理士』

公園施設製品安全管理士とは、「協会の正会員に所属して、公園施設の設計・製造・施工あるいは維持管理業務の成果の安全性を判定し、それらの安全性を確保する業務を行う者」をいいます。協会で定めた必要な実務経験や資格を有し、協会で実施する講習を完了し、試験に合格した者が認定されます。

『公園施設製品整備技士』

公園施設製品整備技士とは、「協会の正会員に所属して、公園施設製品安全管理士の指導管理・監督のもとで、公園施設の点検・調整・修繕等、整備全般に関する業務を行う者」をいいます。協会で定めた必要な実務経験や資格を有し、協会で実施する講習を完了し、試験に合格した者が認定されます。



安全点検

点検の目的

@点検は、遊具の劣化やJPFA-S:2008 不適合によるハザードを早期に発見し、遊具による事故を予防するともに、適切な維持管理業務につなげることを目的とします。

A幼児や児童が遊具の利用者であることから次の点などに配慮して行います。

  1.安全性の確保

  2.機能の保持

  3.美観に配慮した形姿の維持


点検の範囲

@点検とは、遊具の現状を調査し、劣化診断とJPFA-S2008に基づく規準診断等を行い、報告書を作成するまでの一連の行為のことです。

A管理者は、点検者による点検結果(点検報告書などによる遊具別の物的ハザードの種類や程度など)を踏まえ、使用禁止の処置の必要性や修繕・撤去・更新など対処方法と優先順位を速やかに決定します。なお、優先順位の決定に際しては、利用者の安全確保を最優先に考えます。

B点検結果は点検をした時点での遊具の状況であり、期間を定めその結果を保証するものではありません。そのため、管理者と点検者が協力して、安全確保に向けた対応が必要である。

点検の種類

初期点検 

初期動作等を確認するため、共用後に製造・施工者が行う点検です。

 日常点検

目視診断・触手診断・聴音診断などにより、遊具の異常・劣化 などの有無を調べるために日常的に行う点検です。点検頻度は、月1回以上必要としますが、動的な機能を持ったものは、より高い頻度で行う必要があります。

 定期点検

専門技術者が「定期点検仕様書」に基づき、 一定期間ごとに目視診断・触手診断・聴音診断・ 打音診断揺動診断、あるいはJPFA検査器具・ 測定機器等を使用して行う点検です。 摩耗状況や変形、経年変化等の確認する「劣化診断」、遊具形状・安全領等について確認する「規準診断」、劣化判定と規準診断によるハザードレベルの組み合わせで総合的な機能判定をします。

精密点検 

分解作業や測定機器を使用して行う詳細な点検のことです。

  1. 分解検査

  2. 超音波肉厚測定器などによる残存肉厚測定検査

  3. 落下衝撃測定器による衝撃吸収性能測定検査

  4. 穿孔抵抗測定による木材劣化診断


診断方法

目視診断

遊具の外観・形状を見てその劣化状態を診断する方法。

触手診断

遊具を素手で触ってその劣化状態を診断する方法。

聴音診断

遊具の可動部を動かし、発生する音、ガタツキ状態の有無を判断し、劣化状態を診断する方法

打音診断

遊具を点検ハンマーかどで軽打し、異音の有無を判断しその劣化状態、亀裂、ボルトの緩みなどを診断する方法。

振動診断

遊具本体を揺り動かし、使用に対応できるかを診断する方法(複合系遊具の場合は各単体ごとに行う)

JPFA検査器具
による判定 

JPFAが開発した器具で遊具の規準(JPFA-S2008)に適合しているかを調べる。

 ノギスによる測定

(JIS認定商品を使用する)

 メジャーによる測定

(JIS認定商品を使用する)

 傾斜計による測定

 


遊具の安全に関する基本的な考え方

リスクとハザード

 遊具の安全を考慮する際には、子供の遊びに内在する危が遊びの価値のひとつでもあるという認識に立ち、事故を未然回避する能力を育むような危険性、あるいは子供が判断不可能な危険性であるリスクと、事故につながる危険性、あるいは子供が判断不可能な危険性であるハザードとを区分して考え、リスクは適切に管理し、ハザードは除去するように努めなければなりません。

リスク

遊びの楽しみの要素で冒険や挑戦の対象となり、子供発達にとって必要な危険性は、遊びの価値のひとつです。

ハザード

遊びが持っている冒険や挑戦といった遊びの価値とは関係のないところで事故を発生させる恐れのある危険性の事です。

リスクとハザードの境界

専門技術者が「定期点検仕様書」に基づき、 一定期間ごとに目視診断・触手診断・聴音診断・ 打音診断揺動診断、あるいはJPFA検査器具・ 測定機器等を使用して行う点検です。 摩耗状況や変形、経年変化等の確認する「劣化診断」、遊具形状・安全領等について確認する「規準診断」、劣化判定と規準診断によるハザードレベルの組み合わせで総合的な機能判定をします。

物的ハザード

遊具の計画、設計、製造、施工、点検、修繕の不備等による危険性で、以下に示すような原因により発生するものです。

1 不適切な配置(動線の交差、幼児用遊具と児童用遊具の混在等)

2 遊具及び設置面の設計や製造の不備(高低差、隙間、突起、設置面の凹凸等)

3 遊具の不適切な施工(基礎部分の不適切な露出等)

人的ハザード

 ・ 不適切な服装や持ち物を持った状態で遊ぶ(絡まりやすい紐の衣服、マフラー、サンダルや脱げやすい靴、靴ひもがほどけた状態、肩掛けカバン、ランドセル着用したままの状態等)


安全シールについて

点検済証の表示

tenken-s.gif

定期点検や精密点検をJPFAの「SP表示認定企業」に委託した場合、劣化に関して健全であり、かつJPFA-S:2008に関して適合していると認められた遊具には「SP点検済シール」の貼付します。



安全利用表示シール

<年齢表示シール>
nenrei.jpg

日本の遊び場に初登場する年齢区分シール。遊具に合った年齢を示すことで大きな事故を回避する日本初の試みです。



<遊具個別注意シール>
kobetu1.jpg

遊具それぞれがもっている事故がおきそうな危険な場所に直接貼って事故を回避しましょう。

<一般注意シール>
kobetu2.jpg

一般的な注意や防災防犯の基本ルール。公園施設に添付します。


バナースペース

株式会社札幌ニット

〒003-0024
札幌市白石区本郷通4丁目南2-9

TEL 011-864-3477
FAX 011-865-5364